和編鐘

編鐘について

編鐘の歴史は古くすでに西周朝初期(約3千年前)の出土に見られます。中国全土で400~500組(セット)も発見されているといわれています。
その大きさから、楽器としてばかりではなく祭器として、また、皇帝の権威の象徴としても使用されたことがうかがわれます。大小の青銅製の鐘から成り、大きなものは人が入れるほどの大きさで、数人がかりで打ち鳴らしたと考えられています。

楽器

編鐘の伝来

和編鐘のオリジナルは中国2400年前の「編鐘」という祭器でした。
韓国には高麗朝(1116年)のころに伝来されました。しかし日本には儒教的な大編成の雅楽が輸入されなかったので、編鐘を使用する音楽は伝えられていません。
日光東照宮には、13世紀に伝来したと思われる唯一の編鐘が保存されています。この編鐘ははるかに小型ですが、韓国の祭礼楽用の系統の特徴をもっています。

和編鐘とは

富山県高岡市の山口久乗氏によって2002年に完成しました「久乗編鐘」は、2003年3月<世界水フォーラム>での「音でつづる水の旅」の演奏で、使用しました。余韻のある美しい音色は、脳にα波を発生させ、癒しの効果がある、1/fゆらぎを含むことが日本音響研究所の分析により証明されています。この「久乗編鐘」の鐘を使って、有機音工房が現在の3オクターブの鐘を演奏しやすい形に枠を設計して、並び替えたものが現在の「和編鐘」です。

和編鐘®は有機音工房 が販売しています。
お申し込み・お問い合わせは有機音工房へお願いいたします。

ゆきね(有機音)のプロフィール

和編鐘奏者・作曲家。

江戸時代から続く京都の陶芸家の家系に生まれる。京都教育大学卒業。
1990年より京都の社寺、町家、森などでのコンサートを手掛けるかたわら、自然や風景、祭礼などを「写し取る」、独自の作曲活動を開始。

1994年、NHKラジオで「音風景作品」として紹介され、番組がラジオ局長賞を受賞し、注目を集める。

1998年には、音からの感性教育法をまとめた本『心の耳を育てる』を音楽之友社より出版。

2002年、フジテレビの番組『晴れたらイイねッ!』で「自然がくれたメロディー」として作曲・教育法が特集される。

2000年に、和編鐘との運命的な出会いをし、和編鐘奏者として活動を始める。

2003年 <世界水フォーラム>で記念演奏を行ない、CD『編鐘 水の祈り』をリリース(日本初の和編鐘のCD)。 以後、各地でコンサートを開催するかたわら、作曲・教育活動も精力的に行なう。

2005年には<愛・地球博>で特別講師を務めたほか、子供達の作曲集のCD『耳をすましてごらん』をリリース。2005年、寺本潔・大西宏治との共著で、イヤー・ゲームの本『エコ地図をつくろう』を黎明書房から出版した。さらに国土交通省の依頼で、DVD『音で紡ぐ長良川』の音楽を作曲・演奏。

2008年NHKhi-vision番組(20分3本・5分10本)「京音をめぐる」シリーズに主演・演奏。京都の自然や文化を描いた音楽が放映され、大きな注目を集める。

2011年福島で開催された東日本大震災チャリティーコンサートに参加。神奈川でも「福島をわすれない」チャリティーコンサートを5年間開催する。

2016年3月ベルギーハッセルト市が開催する震災5年追悼コンサートに招聘され、鎮魂歌を演奏する。
さらに同年9月~10月ベルギー・オランダ・ドイツとカリヨンの国々を訪問して各地でコンサートを開催し、日本のカリヨン奏者として高く評価される。

2017年10月ベルギー在日本大使館ホールにてコンサート 12月マレーシアの在日本大使館の招聘によりコンサートに参加

2018年10月 クロアチア在日本大使館の招聘によりコンサートに参加。2019年ブリュツセル・パリにて【祝令和元年「万葉のこころ」】のタイトルの和編鐘コンサート開催。
2019年12月 CD「和編鐘へのいざない ~森羅の音・万象のひびき」をリリース

音の教育では2011年和歌山県主催の第43回全国植樹祭で炭琴の楽曲を編曲・作曲。第46回全国植樹祭鳥取では、「大山」を写し取るイヤーゲームの作曲法で鳥取の小学生と共に「式典音楽」を作成する。
「心の耳を育てるメソッド」によってから紡ぎだす楽曲を和編鐘奏者として自然音のゆらぎを持つ和編鐘で演奏するという流れのなかで「祈りの音楽」の活動はさらなる広がりを生み出している。

京都教育大学非常勤講師(2004~2017)

CD・DVD作品

~鐘シンフォニー~癒しの響き -自然音と和編鐘-

癒しの音楽・心を浄化する鐘の音 1/fゆらぎでα波に満たされる。
鐘と自然音がハーモニーする和の世界

◆発売日 2022年6月8日
◆価格 2,200円(税込)

2000年以上前の古代中国の楽器“編鍾”を現代風にアレンジした“和編鍾”を奏でる、日本で一人しかいない音楽家“ゆきね(有機音)”による安らぎと癒しの響き。
“和”を感じ、“自然”と調和する究極のヒーリングをお届けします。

和編鐘へのいざない ―森羅の音・万象のひびき―

和編鐘へのいざない ―森羅の音・万象のひびき

和編鐘奏者としての20年の集大成をCDにしました。
鴨川の水源の音、大山の木々のざわめき、京都大原の声明と川の音、津波で流された村に響く海の音と曼天の星のきらめき。
自然を写し取ったゆきね(有機音)独特の作曲法で、まるで自然の中にいるようなひびきに包まれます。
和編鐘はリラックスの脳波α波が発生することが証明されています。
また私たちの心身を浄化するというソルフェジュ周波数741Hzに満たされているとフィーリング関係者からお聞きしています。

定価:3080円(税込)→有機音工房では2800円(税込み)で販売いたします。
お問い合わせよりお願いいたします。

CD / 編鐘 水の祈り

編鐘 水の祈り

日本初、水の旅をつづる編鐘によるCD。賀茂川の源流からはるか下流の淀川まで、ゆるやかに、また激しくリズミカルに!源流から河口まで収録した水音と共に、編鐘の響きが水のいのちを奏でる。環境音楽家・長谷川有機子による水の調べ。

曲目「水の源(源流)」
演奏楽器:琴鐘
京都賀茂川の源流「祖父谷」に5月下旬、録音機材を背負って出かけた。風の強い日だったが、岩肌から滴り落ちる水音が透き通るような静けさを誘った。凛と張りつめたような清らかさを、生まれたばかりの水音は持っていた。90歳の鳴り物師、南條一雄の職人としての飽くなき情熱が生み出した琴鐘の澄み切った音が、水の源音の美しさと厳しさに驚くほど一致していた。

「緑したたる(上流)」
演奏楽器:琴鐘、久乗編鐘、ドラ  京都雲ケ畑付近の水音
源流「祖父谷」から谷川は、まさに緑を縫うように流れていく。岩にたゆとう音、岩間を走る音が交差する水の音を追って川を下った。岩にあたる水の音を琴鐘、岩を走りながら広がる流れを久乗編鐘、下流へ下流へと向かう水のエネルギーをドラで奏でた。5月の上流の音は、静かでどこか頼りなげだった。

「命はぐくむ(中流)」
演奏楽器:久乗編鐘、カリンバ2台  京都二条大橋付近の水音
上賀茂から京都の街を縦断し、さらに宇治川などと合流していく流れは、鳥や魚、私達の命をもはぐくんでくれる。川辺で憩う人々、餌を捕る鳥たち。様々な命が共にこの流れに寄り添っている。まるでこの地球の全ての命の輝きのように、水面がきらきらと光っていた。未来へと繋がる水の流れと豊かな命への祈りをこめて、久乗編鐘を奏でた。

「海へ(下流)」
演奏楽器:久乗編鐘、タイの太鼓、シェイカー、ドラ、ジャンベ  大阪酉島新淀川左岸付近の水音
大阪湾が臨める淀川の河口付近は、川幅も広く流れも豊かだったが、水音は川岸に打ち寄せる波音だけだった。24時間操業している工場の音と街の交通騒音が 常に響いていた。騒音を避けて収録するために、再度深夜に訪れた川岸で、街のエネルギーを遥かに超える水底に潜む自然の偉大なエネルギーを私は感じ、感動した。水底に渦巻く大きな流れの激しさを太鼓や編鐘で表現した。変わらぬ豊な自然と水の流れを祈りつつ。

  • プロデュース・作曲・演奏:長谷川有機子
  • 助演:谷角慶子(ドラ・タイ太鼓他)、池田旭(カリンバ・ジャンベ)
  • 編集:富田民人(うずら音楽舎
  • 2003年8月31日発売

DVD / 音が紡ぐ 長良川

音が紡ぐ 長良川

長谷川有機子が源流から下流まで訪ねて川からもらったメロディーを基に作った曲と、長良川の美しい映像、源流から下流までの水中音によって構成されているDVDです。現在のところ市販されていませんが、興味のある方はお問い合わせください。

「長良の生まれる処」視聴できます

「祈りをのせて」

「長良楽舞聴」視聴できます

「長良憂愁」

「祈り、海へ」

  • 音楽制作:長谷川有機子
  • 作 曲 :長谷川有機子
  • 演 奏 :長谷川有機子、谷角慶子、ロピン・ロイド山口智
  • 音楽録音:村上 愛
  • 音楽編集:うずら音楽舎
  • 水中音 :山崎久勝(高感度水中マイク考案者)
  • 映像制作:(株)CBCクリエイション
  • 企画  :国土交通省木曽川下流事務所
  • 制作  :財団法人河川環境管理財団